【解説】PVCの用途とは?主な特徴・何に使われているのか

PVCという素材はよく聞くけど何に使われるんだろう?気になりませんか?ということで調べてみました。

PVCの用途は?

PVCは、Polyvinyl Chlorideの略。

日本語にするとポリ塩化ビニル、略して塩ビ。

費用対効果が高く、加工しやすいのが特徴。

硬いタイプと柔らかいタイプがある。

1.建築・建設

生産される塩ビのほとんどは、建築・建設用途に使用されます。

硬質塩ビは、丈夫で湿気や磨耗に強いため、被覆材、窓、屋根、フェンス、デッキ、壁材、床材に最適。他の建材のように腐食することもなく、頻繁に塗装する必要もなく、洗浄剤で洗うことができます。

例1:外壁

耐久性に優れ、価格も手ごろであり、断熱性に優れている。

例2:窓枠

アルミサッシの3倍以上の断熱性能。

例3:配線・ケーブル

気温の変化や湿気などの環境に、建物が壊れるまで耐えることができるため、電気配線やケーブルに最も多く使われる素材の一つです。

例4:配水管

腐食しにくく、環境の変化に強く、耐久性が高いので、水漏れがなく、省エネルギーや節水にも役に立っています。塩ビ管の破損率は、一般的な金属製の排水管と比べると破損率は低く、1%程度とも。

2.包装

軟質PVCは、耐久性、信頼性、軽量性に優れており、医薬品を含む製品の品質を維持する包装に役立っています。透明なビニールは市販薬や消費者製品に、硬質ビニルフィルムは、医薬品、パーソナルケア製品、その他の家庭用品を保護する包装に使用されています。

3.医療品

輸液バッグや医療用チューブなど、救命処置に安全面で重要な役割を担っています。また、採血バッグは柔軟で壊れにくいため、外来医療の発展に役立ちました。

4.家庭用製品

安価で耐久性、耐水性に優れており、レインコート、長靴、シャワーカーテンなどに使われます。

5.その他・ボビー

プラモデルやミニ四駆のパーツなど。また、最近では爬虫類ケージの材料としても人気です。

注意点

しかし、最近はPVCによる環境汚染や健康被害の危険性を示す研究がいくつもあります。EU(優秀で意識が高い)ではPVCを含め、毒性のある有害な素材に対して規制するようになってきました。

PVCによる環境汚染や健康被害に関する記事はコチラ↓

https://blog.hatena.ne.jp/juiki/pvc.hatenablog.com/edit?entry=13574176438102433121

https://blog.hatena.ne.jp/juiki/pvc.hatenablog.com/edit?entry=13574176438102539508