【比較】PVCの比重(密度)は?他のプラスチックとの違いを解説

よく使われる材料PVCの比重(密度)ってどれくらいなのでしょうか?他のプラスチックと比較してみました。

※比重と密度は同じです。

PVCの比重[g/m3]は?

PVC(塩ビ)には、硬質と軟質の2種類があります。

それぞれの比重は以下のとおりです。

硬質PVCの比重は、1.35~1.45であり、重いプラスチック。水には浮かないので、農業用水池、プールなどの遮水シートや河川・港湾などの護岸材料などに使用されます。

軟質PVCの比重は、1.16~1.35。硬質PVCよりも少し軽いだけ。

他のプラスチックと比較

一般的によく使われるポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ABS、ポリスチレンテレフタレート(PET)と比較します。

各プラスチックの比重[g/m3]

低密度ポリエチレン(PE):0.91~0.93

高密度ポリエチレン(PE):0.94~0.97

ポリプロピレン(PP):0.9~0.91

ポリスチレン(PS):1.04~1.07

ABS:0.99~1.15

ポリスチレンテレフタレート(PET):1.34~1.39

比重が重い順

硬質PVC > PET > 軟質PVC > PS > 高密度PE > 低密度PE > PP

まとめ

しかし、最近はPVCによる環境汚染や健康被害の危険性を示す研究がいくつもあります。EUではPVCを含め、毒性のある有害な素材に対して規制するようになってきました。

PVCによる環境汚染や健康被害に関する記事はコチラ↓

https://blog.hatena.ne.jp/juiki/pvc.hatenablog.com/edit?entry=13574176438102433121

https://blog.hatena.ne.jp/juiki/pvc.hatenablog.com/edit?entry=13574176438102539508