【比較】PVCとラバー素材のメリット・デメリットとは?違いは何?

レインブーツってPVC素材とラバー素材があるけど何が違うんだろう?気になりますよね?ということで今回は、両者の違いについて比較しました。

PVCとは

PVC(塩ビ)は、

安価で丈夫で湿気や磨耗に強く、腐食もない万能なプラスチック。温室効果ガスの排出が少なく、資源やエネルギーの節約につながるなど、環境保護にも有効な素材。いろいろな分野(建築・医療)で使われる。しかし、低温だと硬くなりやすいので、気温が低い時は歩きずらくなってしまう。

しかし、最近はPVCによる環境汚染や健康被害の危険性を示す研究がいくつもあります。EU(優秀で意識が高い)ではPVCを含め、毒性のある有害な素材に対して規制するようになってきました。日本(いつもアメリカの後)ではまだ先のことでしょう。

PVCによる環境汚染や健康被害に関する記事はコチラ↓

https://blog.hatena.ne.jp/juiki/pvc.hatenablog.com/edit?entry=13574176438102433121

https://blog.hatena.ne.jp/juiki/pvc.hatenablog.com/edit?entry=13574176438102539508

PVCがオススメな人

安価で長く使える商品を求める人

・雨の日など、一般的な用途で使う人

あまり雪が降らない地域に住む人

ラバー素材とは

天然ゴムや合成ゴムなどの、いわゆるゴムのこと。

柔らかくて伸び縮みするので、足にフィットします。また、衝撃を吸収してくれるのでとても歩きやすいのが特徴。しかし、耐久性には乏しく、数年で経年劣化してヒビが入ってしまう。

ラバー素材(ゴム)がオススメな人

・農業や雪の中を歩くなどのアクティブな用途で、機能性を重視する人

オシャレな商品を求める人

健康被害が気になる人

まとめ

レインブーツの素材、PVCとラバー(ゴム)のメリット・デメリットを開設しました。

都会に住んでいる人は、オシャレを求めるならラバー。そうじゃなければ安価なPVCで良いでしょう。ただし、雪が降る地域や足場が悪い場所では、機能性の高いラバーの方が絶対に良いです。

PVCをdsc測定すると・・・

ポリ塩化ビニル(PVC)の示差走査熱量計(DSC)による測定結果に興味がありますか?

ということで、Hitachi High-Tech Science CorporationによるTerminal Analysis of Polyvinyl Chloridehttps://www.hitachi-hightech.com/file/global/pdf/products/science/appli/ana/thermal/application_TA_065e.pdfを基に紹介します。

DSC

DSC測定では,DOP濃度が高くなるにつれて、ガラス転移温度(硬い状態になる温度)は低く偏移するしていることがわかります。

DOPの可塑化により、ガラス転移の緩和温度幅が広がったことを示している。ガラス転移に伴う比熱容量は、DOP濃度が高くなるにつれて減少。 これらの比熱の変化は,DOP濃度の上昇に伴うPVC成分の希釈に加え,絡み合う分子間 の分子量が増加したことによると結論づけられました。

DOP濃度が高くなるにつれ,ガラ ス転移温度は低く偏移,転移領域は広くなった。さらに,比熱の変化も見られたそうです。 

【解説】PVCの用途とは?主な特徴・何に使われているのか

PVCという素材はよく聞くけど何に使われるんだろう?気になりませんか?ということで調べてみました。

PVCの用途は?

PVCは、Polyvinyl Chlorideの略。

日本語にするとポリ塩化ビニル、略して塩ビ。

費用対効果が高く、加工しやすいのが特徴。

硬いタイプと柔らかいタイプがある。

1.建築・建設

生産される塩ビのほとんどは、建築・建設用途に使用されます。

硬質塩ビは、丈夫で湿気や磨耗に強いため、被覆材、窓、屋根、フェンス、デッキ、壁材、床材に最適。他の建材のように腐食することもなく、頻繁に塗装する必要もなく、洗浄剤で洗うことができます。

例1:外壁

耐久性に優れ、価格も手ごろであり、断熱性に優れている。

例2:窓枠

アルミサッシの3倍以上の断熱性能。

例3:配線・ケーブル

気温の変化や湿気などの環境に、建物が壊れるまで耐えることができるため、電気配線やケーブルに最も多く使われる素材の一つです。

例4:配水管

腐食しにくく、環境の変化に強く、耐久性が高いので、水漏れがなく、省エネルギーや節水にも役に立っています。塩ビ管の破損率は、一般的な金属製の排水管と比べると破損率は低く、1%程度とも。

2.包装

軟質PVCは、耐久性、信頼性、軽量性に優れており、医薬品を含む製品の品質を維持する包装に役立っています。透明なビニールは市販薬や消費者製品に、硬質ビニルフィルムは、医薬品、パーソナルケア製品、その他の家庭用品を保護する包装に使用されています。

3.医療品

輸液バッグや医療用チューブなど、救命処置に安全面で重要な役割を担っています。また、採血バッグは柔軟で壊れにくいため、外来医療の発展に役立ちました。

4.家庭用製品

安価で耐久性、耐水性に優れており、レインコート、長靴、シャワーカーテンなどに使われます。

5.その他・ボビー

プラモデルやミニ四駆のパーツなど。また、最近では爬虫類ケージの材料としても人気です。

注意点

しかし、最近はPVCによる環境汚染や健康被害の危険性を示す研究がいくつもあります。EU(優秀で意識が高い)ではPVCを含め、毒性のある有害な素材に対して規制するようになってきました。

PVCによる環境汚染や健康被害に関する記事はコチラ↓

https://blog.hatena.ne.jp/juiki/pvc.hatenablog.com/edit?entry=13574176438102433121

https://blog.hatena.ne.jp/juiki/pvc.hatenablog.com/edit?entry=13574176438102539508